別に、自分は大きな渦に乗り移る必要はない。今のままで結構という方もいるだろう。
しかし、自分の存在をもう一段高いところからみたい、あるいは、自分の進むべき方向をより正確に見たいと思う人は、より大きな渦に乗るべく、努力するのである。
そして、基本的には、人間には、そう進むべく仕向けられているのです。それが冒険的野心である。何かをこの目で見てみたい、あるいは、駄目でもいいから、やってみたいと思う心があるのです。
より大きな渦になると、ワクワクする冒険が始まるのです。
それはそうでしょう。普通の川の中の渦より、鳴門海峡の渦の方がダイナミックなことは明らかでしょう。
それでは次の章で、どのように大きな渦に乗り移らのか、説明しましょう。