横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

2015年12月8日、広島県安芸郡府中町立府中緑ヶ丘中学校に通う中学3年生の男子中学生(15)が、自宅で自殺しているのが見つかったという。

この日、男子中学生は保護者と担任教諭との三者懇談があったが、姿を見せなかったという。そして同日夕方、自宅で自殺している男子中学生を父親が発見した。

父親はすぐに119番通報したが、男子中学生は搬送先の病院で死亡が確認された。自宅には自殺をほのめかす書き置きがあった。

学校は翌9日に全校集会を開いて「男子生徒が急性心不全で急死した」と説明していた。

また学校側は三者懇談の直前に、男子中学生に「志望校の私立高校に対する推薦は認められない」と伝えていたが、この理由が問題視されている。

府中町教育委員会によると、男子中学生は1年生のときに万引きをしたことがあるといった内容の非行歴が記録されていたという。

しかし自殺後に調査したところ、この記録は別人のものであることがわかった。ほかの中学生が行った万引き行為を、自殺した男子中学生の行為として書面に誤って記録していたとみられている。

そしてこの記録に基づき、推薦できないことを伝えた12月8日の夜、男子中学生は自殺した。

自殺の原因がこの誤った進路指導によるものである可能性が高く、府中町教委と府中緑ヶ丘中学校は遺族に謝罪。第三者委員会を設置し、今後詳しく調査するとしている。

なお、ある教員が学校内の会議で記録の誤りを指摘していたということだが、訂正されずに引き継がれていたとのこと。

ところで、学校側が遺族に謝罪をしたというが、そのことに強く疑問を持つ。
生徒が学校側の過ちで自殺に追いやられたというのに、単に謝罪だけでいいのだろうか?

ここ数十年、テレビでこの種の謝罪が報道されてきたが、誰も責任を取らず謝罪だけでことをすませていいのだろうか?

人が死んだということに対し、あまりにもかるすぎる。
責任者はまず辞任すべきだ。それで少しは誠意が伝わるというもの。それが責任者のまず取るべき態度と思う。

どうだろうか?