横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

もう80歳になろうとしているSさんの話。

自分の兄弟は四人。

この四人とその家族の人々に読んでもらいため、それまでに書いてきた家族の記録を自費出版したいと相談を受けた。

印刷業者は既に決めているが、それまでの校正や推敲を自分でやりたいと言う。

しかし自分一人ではできないので、手伝って欲しいと言う。

私は引き受けた。折角の家族の物語だから、当時の写真を入れてみたらどうかとアドバイスしたら、そんなことできるの?と聞き返された。

私はもちろん可能ですよ。しかも、あまり難しくありませんよと答えると、大変喜ばれた。

そこで、二日間、Sさんの家に通った。それだけで200ページもの原稿ができた。ただし、写真まではできなかったので、年を開けてまた、Sさんのお宅へ通うことに決めた。

立派な心がけとエネルギーに敬意を払いたい。