横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

笛の友に捧ぐ

あれは、私の長女の”静香”が幼稚園に通っている頃のことだろう。 お盆の墓参りに、みんなで出かけた。 山川の細い道を、昔話をしながら楽しい墓参り。その時の話である。 大分から来ている私の兄、兄弟姉妹からは親しみを込めて …

孫は5歳の女の子

私の家内はもう2人のおばあちゃん。 初孫は今年の一月で、5歳になった女の子。 つい2年前までは、自分のことをハッキリいうことも出来ず、幼稚園に行き始めた頃は幼稚園バスに乗せられても、お母さんが恋しく、ついつい、バスから降りてくる子供だった。 …

遠い昔のことだけど、

私は小さい頃から本を読むことは好きではなかった。そんな子供は、字を書くことが好きな筈はない。 小学校でも、中学校でも、高校の時もノートをとるということはなかった。 小学校の時は、授業の時先生が黒板に書いてあることは、みんな本に書いてある。な …

触っているようだけど、本当は触っていない

触っているようだけど、本当は触っていない

高校時代に、山根という友達がいた。この男は数学が抜群にできた。この男はなぜか下宿生活のように一人で生活をしていた。私が解けない問題があると山根の下宿に行き、質問をする。すると、何やら一人でゴソゴソと数式を書き始める。そして、20分くらい経っ …

ロケットを忘れるな

ロケットを忘れるな

私は月に2度程度。横浜のららぽーとに買い物に家内と娘と三人で出かける。 流石に都会のショッピングモールは田舎とは違い、館内放送は日本語、英語と中国語で流される。 今日のイベントや迷子の案内などが定期的に流れるが、そこに、実に変な英語が流れて …

高野山詣で

高野山詣で

9月16日から2泊で、高野山に詣ってきた。 弘法大師の修行場として開いた高野山に一度は行って見たいと思いつつ、ついぞ行く機会が無かった。 そんな折、娘がプレゼントとして、高野山行きをアレンジしてくれた。 横浜からのぞみで新大阪まで行き、食い …

初めてのコーヒー

初めてのコーヒー

多分、私が幼稚園に通っていた頃のことでしょう。 まだ、古い家に住んでいた。 その土間で、みんながワイワイ言っている光景が目に浮かんでくる。 かずえ姉は小学二年生で、久夫兄が小学三年生。 そして、秀夫兄が高校一年生か、あるいは二年生。 そこに …

厚狭の寝太郎をご存知か?

厚狭の寝太郎をご存知か?

「三年寝太郎」は、今では日本昔話として一般的によく知られている。 あらすじ: 寝太郎は三年と三月もの間、寝ほうけていたが、折からの旱魃(かんばつ)で村人が苦しんでいるのを見て、急に起き上がり、大川から井手を掘って水を引こうと言い。最初は馬鹿 …

親父はここにもいた

親父はここにもいた

60歳を過ぎると、ふと鏡に親父が現れることがある。髪が白くなり、しかも、薄くなってきて、ああ、親父とそっくりになってきたなぁと思うのだ。顔の長さといい、輪郭といい、間違いなく親父である。しかし、親父を感じるのは毎回のことではない。ふとしたこ …

母親だけの卒業式

母親だけの卒業式

私は1968年、運よく岡山大学に入学した。親父は、合格が決まって間も無く、岡山に行った。下宿探しのためである。そして、4月に入り、私は岡山に向かって出発した。 岡山に着いて、親父が契約した下宿を尋ねると、岡山大学の裏の半田山(標高200メー …