横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

2日前の話である。
タイの会社のAさんと、ここ半月あまり輸入手続きの話を続けてきた。
彼らが輸入する場合、日本のメーカーからいろいろな書類を提出しなければならない。
いろんな書類をメールで送ったが、どうしても最後の一枚が見つからない。
そして、その日がやってきた。
メールが届いて、「まさに待っていた最後の一枚がやってきた。これで我々は輸入の手続きがとれる」と言ってきたのだ。

私は、その時、「Congratulation!!」と返事を打った。

それから10分が経ったであろうか。
家内が部屋に入っていた。ちょっと興奮気味に、持っていた人形のスイッチを入れた。
流れてきた曲がなんと、Congratulation!!であった。

私はちょっと不思議な感じを受けた。
いかにもタイミングが良すぎる。
家内が言う。

「これは熊なんだけど、今年の娘の大学受験で長野に行った時の話よ。
その時、一軒の時計屋に入ったの。
その時計屋には、このようなオルゴール付の小物がいくつかあったの。
そこで、この熊を買ってきた。
そのお店ではオルゴールは鳴らさなかったの。
今日、人形の整理を始めると、この熊のことを思い出したの。
これを売るために陳列しようと考え、念の為、オルゴールを聴いてみた。
すると、Congratulation!!が聞こえてきたの。


もう、びっくりしたわ。娘の大学受験の合格を前もって祝福してくれているように思えたの。
これは売れないわ。娘の守り神だもの。

、と言って大事そうに抱えていた。

私は、呆然とした。
そのいきさつを家内に説明した。
つい10分程度前に、タイにCongratulation!!をメールで送ったばかりだと。

私は、このことに何か不思議なものを感じた。