どんな望みでも

ある街に2軒のパン屋があった。
商売敵で、いつも競っていた。
そこに、神様が現れ、一方のパン屋の主人に告げた。
「あなたに、どんな望みでも叶えてあげます」、と。
「えっ、本当ですか?」
「本当です。何でも言いなさい。
ただし、あなたの望みの二倍を向かいのパン屋の主人に叶えます。」
その主人は、一瞬戸惑って、改めて、聞いた。
「不幸を望んだら、2倍の不幸が向かいの主人にかかるのですか?」
神様は、「その通りです」、と答えた。
すると、主人は、
「自分の目の片方をつぶしてください」、言った。
人の欲望は、憎しみに変わってしまった瞬間である。
恐ろしい話です。