4月13日は十三詣

虚空蔵菩薩

4月13日は十三詣(まいり)。

当年13歳になった男女が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を祀る(まつる)寺院に参詣する日である。

京都の法輪寺で1772年から行われた行事といわれている。

虚空蔵菩薩は虚空のごとく無量の智恵や功徳を蔵する菩薩であって、ちょうど大地を蔵する地蔵菩薩と対照的である。

この虚空菩薩の真言を1日一万遍、100日唱えると、見聞したすべてのことを忘れないという修法がある。

これを虚空蔵求聞持法(ぐもんじほう) という。

若き日の空海がこの虚空蔵求聞持法を修したということを彼の著「三教指帰(さんごうしいき)」 に書いている。

虚空蔵菩薩の縁日は13日で、十三詣は虚空蔵菩薩の智恵を授かろうというもので、智恵詣、あるいは智恵貰いとも称される。

毎年、4月13日は行楽シーズンで、京都嵐山の法輪寺 は十三詣でにぎわう。

13歳の子どもは、帰りに渡月橋を渡りきるまでは後ろを振り向いてはならぬ。

振り向くとせっかく授かった智恵を取り戻されてしまうから。

すると、親たちは、「ほらほら、千円札が落ちてるぞ・・・」とからかうなど、面白い光景である。