奈良の大仏さん

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西暦753年、4月9日奈良の東大寺の大仏開眼供養が盛大に行われた。

この日から約10年前に 、聖武天皇が盧舎那仏(ルシャナブツ)造像の詔を発した。

東大寺の大仏が盧舎那仏とはほとんどの人は知るまい。
そもそも盧舎那仏とは何ぞや?

盧舎那仏とは「宇宙仏」である。(大乗仏教の世界では)
この廬舎那仏は天台宗や真言宗の密教では「毘蘆遮那」 (ビルシャナ)と呼んでいる。

「宇宙仏」である盧舎那仏は、時間・空間を超越した存在であって、姿・形を持たないのだ。
盧舎那仏の存する世界を蓮華蔵世界という。
この世界も時間・空間を超越した世界であって、異次元世界なのだ。

盧舎那仏が姿・形を持たない 仏であるならば、我々衆生に説法することはできない。

それで、 盧舎那仏は「沈黙の仏」なのだ。
そのかわり、盧舎那仏は自分の毛穴から百千億の「分身仏」を発出させて、その分身に説法をさせているのだ。

そして、我々の世界に派遣された盧舎那仏の「分身仏」が釈迦仏である。