人生の分かれ目
大阪市北区の路上で会社員、鈴木源太郎さん(30)がワゴン車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡した。
ひき逃げ事件で、曽根崎署捜査本部が現場近くの防犯カメラの画像を解析した。
その結果、鈴木さんをはねたとみられる車は時速20―30キロ程度の低速で交差点に進入した可能性の高いことが分かった。
逃走した車は黒っぽいステーションワゴン型であることも判明。
犯人逮捕は時間の問題であろう。
しかし、夜中の3時、酔っ払いが交差点を歩いていたので、ゆっくり運転してきた。
しかし、残念にも、その酔っ払いは車に接触してしまった。
運悪く、その人の服が車に引っかかり、引きずってしまった。
一端起こした人身事故。周りには目撃者がいないから、振り払おうとスピードを上げたが、離れてくれない。
怖い一心で、ドンドン車を走らせ、3キロまで走ってしまった。
そこでようやく、車から離れたが、既にその人は死んでいた。
これは間違いなく殺人罪。
死んだ人もかわいそうだが、運転したほうも、殺人罪の罪を課せられ、一生を台無しにしてしまうことになる。
人をはねた時、逃げずに、車を止めて降りていれば何にもならなかった。
ちょっとしたケガと、罰金で済んだはず。
人生の分かれ目は、ちょっとしたこと。
チョッと勇気を出して、停まっていれば良かったのだ。
チョットした勇気で停まることを肝に銘じたい。
役人も、立ち止まる勇気を持ちなさい。