横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

昨年末から我が家で クラブが発足した。

メンバーは私と妻と長男の 3 人。

部長は長男。

面白い映画があると、招集がかかる。

映画は大体夜の 9 時以降から始まる。

いわゆるナイトショウである。

日々、仕事で苦労している我々の気分転換のために企画してくれるのだ。

だから、眠たくても、行くのである。

夜型の私は、全く問題ないが、妻となると典型的な朝型人間。

だから、行く前 40~50 分程度仮眠をして行く

今までには、“ 2012 年”、“インビクタス‐負けざる者たち‐”、“沈まぬ太陽”などを見た。

大体、 2 ヶ月に一度程度。

今回は、“インセプション”

車で出かけるが、映画館まで 10 分程度。

映画館ではお決まりの、ポップコーンを購入し、飲み物は私がアイスコーヒー。

長男と妻は、ジンジャエール。

いよいよ、映画がスタート。

しかし、この映画はいきなり解らない話から始まる。

他人の夢の中に入り、情報を盗む話。

今の現代ではありえない話。

夢の話ゆえ、どこからどこまで夢かわからない。

現実が何かさっぱりわからない。

しかし、私としては非常に面白かった。

長男が、

「お母さん、直ぐ寝てたね。」と言うと、

「あんたも、最後の方で、寝息が聞こえてきてたわよ。」

「あれは、ほんの数秒間だけ。ストーリはチャンと解っていたから。」と。

こんな話で我が家の映画鑑賞会が無事終了。

後で妻が私にこっそり言う。

「あの映画は詰まらん、実に詰まらん」と

大滝秀治風に、言う。

しかし、長男が企画してくれた手前、直接は言えない。

それよりも、来月から長男がタイに行ってしまうという一抹の寂しさを感じていた。

平成 22 年 7 月 23 日 ( 金 )