横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

「南無三」

「南無三」

「ナマス・テー」はインド人のあいさつで、 「おはよう」、「こんにちは」、「さよなら」である。 “ナマス”というのはヒンディー語で「敬礼します」の意。 “テー”というのは「あなた」であるから、「あなたに敬礼します」ということになる。 このヒン …

山を動かす奇跡

山を動かす奇跡

マホメットにこんな伝説がある。 彼は、山を動かすという奇跡をやってみせると公言した。 その奇跡を見んものと、大勢の人が彼の指定した時間に、その場にやって来た。 大勢の見物人を前に、いよいよマホメットが奇跡を演ずる。 彼は遠くの山に向かって、 …

極楽浄土に帰る

極楽浄土に帰る

1212年1月25日、浄土宗の元祖の法然上人は入寂された。 「南無阿弥陀仏」とお念仏をしながら、眠れるがごとくこの世を去って逝かれた。 80歳であった。 法然上人が病床に就かれた時、弟子が質問した。 「極楽往生は確かですか?」 真に無礼な質 …

節分ほか・・・静香の作文

節分ほか・・・静香の作文

節分ほか・・・静香の作文 節分 2月3日(水)に家族みんなで豆まきをしました。 今年は郷君(8歳)が鬼の面をかぶりました。 私は思いっきり豆をぶつけると郷は、 「イタイッ」 と言いながら部屋の中を逃げ回りました。 末っ子の沙耶香(2歳)は下 …

エッチした

エッチした

先週の日曜日は父親参観日。そして翌日は代休で学校は休み。 この時が絶好のチャンスということ。 何が絶好かと言えば、ディズニ-ランドに行くのに、である。 土、日曜日などは混んでいて待ち時間が大変。 ところが、月曜日となれば問題はない。 そこで …

いつの間に

いつの間に

昨夜は少し遅くなって、帰宅は9時半過ぎ。 既にみんなの食事は済んで、郷と沙耶香は寝ていた。 私は食事を済ませ、一休みして12時前に風呂に入った。 私が風呂に入っていると、お母さんに起こされた郷が寝ぼけ顔で入って来た。 郷はシャワ-を浴びなが …

めんどうみてよ、お父さん

めんどうみてよ、お父さん

沙耶香(2才)は絵を描くのが好きな子供。 暇さえあれば画用紙に鉛筆、サインペン、クレヨンで何やら描いている。 特に人の顔をよく描く。 親の欲目でもあるが、目があり、眉があり鼻と口と耳もチャンと描いてある。 当然ながら顔の輪郭は、時として細長 …

観音様は音を見る

観音様は音を見る

観音様は観世音菩薩のことで、 「世間の人が救済の声を発するその音声を観じて、衆生を救済される菩薩」である。 しかし、ちょっとおかしい。 音を聞くものなのに、なぜ、「聞音菩薩」や「聴音菩薩」 と言わないのか? 音が伝搬するスピードがあまりにも …

見ざる・聞かざる・言わざる

見ざる・聞かざる・言わざる

三匹のサルがそれぞれ目と耳と口を両手で覆っている三猿像。 この像を見て、果たしてどれだけの人が、この意味を正しく知っているだろうか? この三猿像は、「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えているのだ。 この三猿像は日本において庚申信仰に …

坊主憎けりゃ・・・

坊主憎けりゃ・・・

室町時代の一休禅師のエピソード。 京都の商家で盛大な法要があり、その導師に一休和尚が呼ばれた。 汚らしい着物を付けて商家に入った。 家の主人は、その姿を見ただけで、 「見苦しいやつじゃ、さっさと追い出せ!」と下男に命じた。 一休和尚はさんざ …