横浜中華街
一月も終わりの昨日、家内と横浜の中華街に行ってみた。
と言っても、家内のパスポートを取りに行ったついでである。
中華街は多くの人が来ていてにぎやかだった。
前々から気になっていた占いの館に行ってみた。
ここも予想以上に込んでいた。
若いカップルが多い中で、30歳くらいの若い夫婦のそばに座ると、えらく深刻であった。
どうも、子連れの女と結婚した様子である。
占いのおばさんは、小さな声で、その女性を責めていた。
あんたが全て悪いんだ。
子供に対しても、あんたは情がない。
自分の親にも、優しい気持ちがない。
あんたが変わらなければ、いつまで経っても状況が好転しない。
女はうなだれたまま、聞いていた。
そのおばさんの声は小さいが、言っていることに迫力があった。
男に向かって、あんたはこの女と別れたほうがいい。
しかし、あんたにはできないだろうね、優しいから。
そんな話を聞きながら、私の運勢を占ってもらった。
私の占いのおじさんは、多分50歳くらいであろう。
あなたは、随分苦労をしてきたね。でも、この10年はうまく行かなかったね。
それもそのはず、天中殺だったんだよ。
この次期は何をやってもだめ。
しかし、これからは少しずつ上向きになっていくから、大丈夫だよ。
ちょっと、ほっとした気分になり、四五六舘別館で食事をした。
帰りに関帝廟に行ってお参りしようと言うことになった。
関帝廟は台湾で行ったことはあるし、横浜でも何度か行ったことがある。
線香を二人分買い、入っていった。
お参りの仕方があるので、係りのおじさんに尋ねてみた。
まず、天の神様に拝む。拝むのも、まず膝まづき、合唱をし拝礼を3回し、祈るときには自分の住所・氏名・生年月日を言ってお祈りをする。そして、最後の拝礼。
これが終わったら、関帝に同じことを繰り返す。同じことを別の3人の神様にする。
結構大変なお参りである。
しかし、拝んだ後はすっきりする。
帰るときに、ふと見ると、机の上に筮竹があることに気がついた。そこで、おじさんに聞いてみた。
これは何ですか?
これは中国のおみくじですよ。
まず、自分の名前と住所と生年月日を唱え、この筮竹を振る。その内に一本だけが飛び出てくる。
その、筮竹には番号が書いてあり、その番号の札にあなたの運勢が書いてある。
その後で、この二つのまが玉風の形をした木をなげる。二つとも裏、あるいは、表の場合は、その筮竹は違うので、再度筮竹を選び直す。
面白そうなので、やってみることにした。
しかし、何度筮竹を振っても、一本の筮竹が飛び出してこない。
おじさんに聞いてみた。すると、そのおじさんは、あんたの祈りが神様に通じていない証拠。
そこで、一生懸命、祈ってみて、筮竹を振った。
しかし、やはり、筮竹が出てこない。もう、やめようと思っていたら、そのお寺の掃除をしているおばさんが近寄ってきて、私に筮竹の振り方を教えてくれた。
私は、そのようにやってみた。すると、一本、上がってきた。そこで、まが玉風の木を二つ投げると、みごと、二つとも表立った。
これで最初から、祈り始める。そして、筮竹が出てきた。数字のニがでてきた。まが玉風を投げる。今度は裏と表。
そのおじさんのところにその筮竹を持っていくと、おじさんがお札をくれた。
上吉と書いてあった。内容を読んでみると運気が上向いていると言う。辛抱して運気を待てと書いてあった。
関帝廟には30分くらいいたことになる。楽しいおまいりであった。帰りは家内と気分爽快だった。