山の声 鶴亀定期
2014年01月14日
当時、大分銀行では、くじ付きの鶴亀定期預金というものを作り、預金獲得に努めていた。
昭和三十年に、私の家がこの預金の特賞に当たった。
同じ頃、福岡銀行でも、同じケースで預金を集めていた。
大分銀行の賞をもらって、日を置かず、今度は福岡銀行の一等に当たった。
大分銀行の特賞三十万円と、福岡銀行の一等十万円を合わせて、四十万円は大きな金だった。
当時、私達は、大きな金ばかり、借りたり、払ったりしていたので、本当の金の値打ちを知らなかったかも知れない。