一夫一婦制が人類を滅ぼす

2014年01月13日

生物の進化は不思議なもの。
爬虫類・両生類から哺乳類になる段階で、卵から変わった。
理由は、やはり、外敵に食べられやすいこと。
また、自然環境に影響を受けやすいこと。
卵から孵化した後も外敵に襲われやすいこと。
こんな理由で哺乳類は胎盤の仕組みを勝ち取った。

ところが、哺乳類から人間になったとき、
人間に恋愛感情が生まれるようになった。
これが夫婦の始まり。
子育ては夫婦で育てるもの。
男は外で、鹿や牛を追いかけ、餌や移植を確保する。
女は畑を耕し、子供を育てる。


ある意味、理想形のように思ってきた。
しかし、最近、男の精子の数が激減していることがわかってきた。
1ml内に6000万個以上の精子を男の大半が持っていたのに、
今では4000万個以下の男が25%いる。
実はこの人たちは妊娠させることができないのである。

しかし、問題はそれ以上に深刻なのだ。
健康体の男の6000万個のその精子も80%が不活発なのである。
泳いで、卵子にたどり着けないのである。

そこで、生物学者は研究を進めた。
ゴリラのオスの精子と、人間の精子の動きを調べた。
すると、明らかにゴリラの精子は活発であった。

ここで、生物学者はある結論を出した。
ゴリラの世界は乱交が普通。
一匹のメスゴリラが発情すると、そこにいるオスが順番にそのメスに交尾するという。
すなわち、メスの子宮内には複数のオスゴリラの精子が卵子めがけて競争しているという。
精子が活発でなければ、自分の子孫は続いていかないという宿命を持つ。

実は人間社会の一夫一婦制は安心状態を作るため、精子自身が競争しなくてもよくなるのである。

そうすれば、ますます精子が不活発になり、生殖能力を失うという悪循環になる。

まして、試験管ベービーだの、体外受精だの、精子を走らせなければ、精子自身がだめになる。

どうも、精子も一個の人間と考えて、彼らの環境を整えなければ、人類破滅を及ぼす。

ゴリラの世界がある意味では理想形なのかもしれない。