リーダーの資質

2014年01月14日

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日本ではどんな人が立派なリーダーだろうか?

単純に結果を出す人なんて言いそうな気がする。
あるいは、情熱のある人と言う人もあろう。

ところが、西洋では、
「リーダーたる者は、自分が統率する部下の人数だけの人生観・価値観を身につけろ」
と言われているそうだ。
10人の部下を持つ人は自分の人生観を加えて11人の人生観を持たねばならない。
すなわち、部下の人生観を理解せよというものである。

人はさまざまな理想・価値観を持っている。
金をありがたがる人、時間を大切にする人、愛情を大切にする人、家庭を大切にする人・・・、多種多様である。

真のリーダーは、その数多い人生観・理想の分かる人だ。
自分の信念を部下に押し付けるのは独裁者であって、真のリーダーではない。

日本人は、「右へならえ」の好きな民族である。
直ぐに他人の意見に迎合したがる。
どうも、日本人には物差しが一つしかないように思える。
皆が同じ物差し(価値観)しか使っていない。

学校のテストが正に典型的な例である。
成績が悪いというだけで全ての人格を否定してしまう。
人の価値は、学校の成績だけで判断すべきではないのだ。

親は子供を、仏の物差しで見てやらなければならない。
仏様は、この子をどう見ておられるのだろうか?
仏の見方は本当に優しい見方である。
長い目で、その子のいいところを伸ばしてやるのだ。

上に立つ人は、従うもののいい面を伸ばしてやることである。