横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

今日は日曜日。
妻は朝から、忙しそうに立ち働いていた。
掃除に洗濯に、朝食の準備。

私はその妻の動きを感じながら、すやすやと寝ていた。
朝の10時過ぎに目を覚まし、おもむろに着替えを始めた。
11時前にはオフィスに行かなければならないから。

妻はそれに合わせて、準備を始めた。
玄関には、妻が用意した生ごみや資源ごみの袋が3個出ていた。

私は一足先に玄関出でて妻を待っていた。

すると、奥からおもむろに妻が出てくる気配。

ところが、そこに現れたのは紛れもない天使であった。

頭の上にはまばゆいばかりの白い輪。

羽は広く広げられていた。

その天使は、私にこう言ってくれた。

「まもなく、あなたの運は開けます」、と。

そして、その天使は、おもむろに靴を履き、玄関から出てきた。

姿は、白いシャツに黒のチョッキ。

ズボンは黒のパンタロン。

その天使は、玄関の踊り場で、少し踊って見せた。

私は、これぞ私の天使だと確信した。

ちなみに、頭の上の白い輪は、蛍光灯のサークライン。

妻は、少しでも私に運を与えるべく、天子の役を務めてくれているのである