ブラジルの目覚しい発展・・・成長率は年率換算で5%

ブラジルの経済は再び成長に転じており、
成長率は年率換算で5%に達している。
2~3年後には新たな大型深海油田が稼働を始め、
アジア諸国が広大で資源に富むブラジルから食料や鉱物を引き続き輸入するために、
経済成長はさらに加速するはずだ。

世界第5位の経済大国になる

予測には幅があるが、2014~2023年のいずれかの時点で (ゴールドマン・サックスの予想より早く)、 ブラジルは英国とフランスを抜いて世界第5位の経済大国になる可能性が高い。
コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)によると、 サンパウロは2025年までに世界で5番目に裕福な都市になるという。

外国の投資家を尊重する。

さらに、ブラジルはいくつかの点で、他のBRICs諸国に勝る。
ブラジルは中国と違って民主的である。
インドと違って反政府勢力がなく、民族・宗教対立もなければ、隣国との敵対関係もない。
ロシアと違って、石油と武器以外にも輸出品目を持ち、外国の投資家を尊重する。

貧困から身を起こし

貧困から身を起こし、労働組合のリーダーを務めた経験を持つルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領の指導の下、 政府は同国を長年苦しめてきた過酷な不平等の是正に乗り出している。
実際、優れた社会政策と内需刺激策については、世界の発展途上国は中国よりもブラジルからずっと多くのことを学べるはずである。