14 year old anti-Taliban blogger interviewed

マララさんのノーベル平和賞授賞式での演説

今年のノーベル平和賞授賞式が10日、ノルウェー・オスロの市庁舎で行われた。

パキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)=英国在住=史上最年少での受賞。

受賞演説でマララさんは、

「賞は私だけのものではない。
教育を求める忘れられた子どもたち、
変化を求める声なき子どもたちのものだ」
と強調した。

「なぜ“強い”といわれる国々は、
戦争を起こす上ではたくましいのに、
平和をもたらすことに弱腰なのか。」

「戦車を簡単に造るのに、
学校を造るのはなぜこれほど難しいのか」

「今こそ行動に移す時。
政治家や世界の指導者だけでなく、
私たち全てが関わらなければならない。
子どもたちが工場で過ごし、
戦争で命を落とし、
学校に行けずにいるのを、
これで終わりにしよう」
と呼び掛けた。

マララさんは賞金の全額を自身の基金に寄付した上で、
故郷に学校を建設する意思も明かした。

「私の村には女子の中学校がない。
友人が教育を受け、
夢をかなえる機会を得られるようにしたい」
と語った。

イスラム過激派による女子教育抑圧を告発したマララさんは、
2012年、下校途中にこの過激派から頭を銃撃され重体となったが、
事件後に搬送された英国の病院で一命を取り留めた。

マララさんの一言一言に感銘を受ける。

One teacher, one child, one book, one pen can change the world.

この言葉は真のリーダーの言葉である。

abe

福沢諭吉と総選挙

政治は人の肉体を制するものにして、教育はその心を養うものなり。
ゆえに政治の働は急劇にして、教育の効は緩慢なり。・・・・・

政府はその実際の利害につき、あるいは課税を軽重し保護を左右するなどの術を施して、たちまちこれを盛ならしめ、またたちまちこれを衰えしむること、はなはだやすし。・・・・・

すなわち政治固有の性質にして、その働の急劇なるは事実の要用においてまぬかるべからざるものなり。その細目にいたりては、一年農作の飢饉にあえば、これを救うの術を施し、一時、商況の不景気を見れば、その回復の法をはかり、敵国外患の警を聞けばただちに兵を足し、事、平和に帰すれば、また財政を脩むる等、左顧右視、臨機応変、一日片時も怠慢に附すべからず、一小事件も容易に看過すべからず。政治の働、活溌なりというべし。・・・・・

古来、暴君汚吏の悪政に窘められて人民手足をくところなしなどと、その時にあたりては物論はなはだ喧しといえども、暴君去り汚吏除くときは、その余殃よおうを長く社会にとどめることなし。・・・・・

などと、福沢先生は、為政者を当てにしていない。

すなわち、為政者なるものは、時として偽善者で、信じるに足りない。

人民は、政治家は悪をなすものと考えよという。

そこで、今度の総選挙では、より悪に加担しそうにない人、あるいは党を選ぶしかないのだ。