ひろさちやの世界
2014年01月13日
ひろさちやの世界
鹿皮を足に着けよ
釈迦がある時、弟子たちにこんな質問をした。 「世の中の道は石や木切れが落ちていて、歩くのに危険である。どうすればいいだろうか・・・?」 弟子の一人がこう答えた。 「人の歩く道を全部鹿の皮で覆うといいと思います。」 この答…
2014年01月13日
ひろさちやの世界
達磨の問答
中国の禅僧慧可(えか)(593年107歳で没す)は、インドから来た達磨禅師を訪ねた。 達磨禅師は、壁に向かって座禅をしたまま、 慧可に向かない。 慧可は雪の降る日も達磨禅師の後ろに立ち尽くす。 最後は、左ひじを切断し、そ…
2014年01月13日
ひろさちやの世界
雨受けに笊(ざる)
我が国の南北朝時代の話である。 禅僧の関山慧玄(けいげん)が美濃の伊吹山に隠棲していた頃の話である。 ある日、にわかの大雨で、本堂に雨漏りがし始めた。 関山は、 「なにか雨漏りを受ける物を持ってこい!」 、と大声で弟子た…
2014年01月13日
ひろさちやの世界
親切はいつでも受けよ
電車の中で座席を譲られた老人が、 「いいえ、いいです。私は次で降りますから・・・」 と、座らない場合がある。 これはよくない。 たとえ面倒でも譲られれば座るべきだ。 30秒であっても座らせていただいて、 「ありがとう」と…