仕事そのものには慣れたし、別に何も言うことはないが、何かが引っかかっている。ところが、そこが今日はっきりした。トッパ先生の定期巡回が今日10分早く終わった。昼食までには20分あるため、トッパ先生はどうしようかと考えた。別にオフィス内は忙しくないようなので、控え室で待機しようと考えて、手を洗い、何かあったら飛び出そうと考えていたのだ。
そこに、先輩アルバイト社員がお茶を飲みに入ってきた。そして、一言、
「まだ、待機時間じゃあないから、控え室にいるのはまずい。オフィス内で待機しろ。」と言うのだ。
その瞬間、トッパ先生のモヤモヤが一瞬にして、晴れた。
「そういうことなんだ❗️」
つまり、警備の仕事には、成果はないんだ。トッパ先生の経験から言えば、子どもに接して、本を読ませてても、子どもが理解していないと、その間、何をやったのか意味がないことになる。理解させるために、色々試してみるのだ。
警備の仕事は、事件事故が起こらなければ、ともかく、オーケー。
後は、警備職員が、側から見て仕事らしきことをしていれば良い。だから、時間内に、巡回をやったり、受付をやったり、落とし物の対応をしているだけでいい。それも、人から見える場所に立って。
販売は物を売らなければ評価されない。一般的には、何かの目的を持って仕事をするもの。しかし、警備は違うのだ。
ちなみに、警備会社では、待機という意味は、休憩のこと。
休憩くらい、普通に休憩と言えばいいのに。