横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

カール・ベーカーの前にもう一人紹介しておかなければならない。
その人は超音波診断方法及び装置についてよく知っている人。
その人は、ロードクアという人です。
彼はとても陽気な人で、飲んだら必ずヨーデルの歌を歌う。それが実に上手い。出身はドイツか、オランダがよく分からないが、英語、ドイツ語、オランダ語、フランス語と何でも流暢に話す。
そこで、この人をここでは便宜上、ヨーデルおじさんと呼ぶことにする。
彼を知るまで、東南アジア諸国の代理店から超音波診断の方法をDRに指導する際、日本からアプリケーション スペシャリストとして、女性を送り込んでいた。しかし、英語が話せないため満足のいく指導は出来なかった。
ところが、このヨーデルおじさんを送り込んでからは、DRからパーフェクトとお墨付きをいただく程だった。
ヨーデルおじさんは明るく、楽しく説明する。
このヨーデルおじさんが各国を回ることで、それぞれの代理店の男も女も変わっていったのだ。ヨーデルおじさんのようになりたいと思うスタッフが続々育っていったのだ。
教育とはこういうものなんだと、私は悟った。
実は、ヨーデルおじさんとは別にカトリーナという女性もここで紹介しておこう。
彼女はオーストラリアの女性で、循環器診断装置の操作に熟達していた。
オーストラリアの病院で働いていたのを東芝オーストラリアが採用したのだ。
彼女もアジア、中東、アフリカの代理店から呼ばれて、一ヶ月くらい、現地のDRに指導する。
ある時、エジプトから依頼があったので、カトリーナを送り込むと、現地の男のDRはカトリーナから離れず、一生懸命勉強していたが、突然、上司の女DRから、早くカトリーナを連れ帰れと代理店の社長は言われ、何かあったのかと恐る恐る聞くと、その女DRは、男のDRが働かなくて困っていると言うのだ。
ヨーデルおじさんとは全く次元の違う話で、とても人気があった。

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