横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

 

私は、最近、気が付いた。

どうも、気になることがある。

あるいは、忘れられないことがある。
幼稚園に通っていた時代のことである。
定期発表会で、私は大根引きの爺さんになったことがある。
その時にはいた紫色のダブダブのズボンが忘れられない。

小学校の理科の時間に、地球の自転が左回りか右回りで議論したことがある。
それでは、それを証明しようと太田先生がみんなを夜の8時に学校に集め、夜空を眺めたことがある。
あの太田先生の顔をはっきり思い出すことがある。

中学校の本田先生から、お前は学生服を作る会社に入った方がいいと言われた。
どうも、倉敷の会社らしい。
私は岡山大学に入ったのも、そんな縁があったのかも知れない。

会社には行ったって、2年目にポーランドの駐在の話が飛び込んできた。
若かった私は、直ぐにOKした。
その瞬間から、私の人生は全く変わってしまった。
エンジニアから営業マンに変わったのだ。
今年に入り、娘がポーランドに留学に行くという。
大学の交換留学の話は以前から聞いていたが、てっきりアメリカに行くものだと思っていた。
突如、ワルシャワ大学との交換留学が始まったから行ってはどうかと教授に言われたらしい。
これも何かの縁かなと思う。

記憶の中には、なぜか忘れられない光景や人物がある。
最近、この“気にかかること”はどこかからのメッセージではないかと思うようになってきた。
だから、“気にかかること”を深く掘り下げて考えてみたいと思っている。

風が吹くと、そのことを思い出す。
また、空を見上げれば、思い出す。
だれかが、この“気にかかること”を頭に植え付け、その方向に仕向けているのではないかと思う。
もう少し、研究をしてみる。