横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

オリンピックが終わり、今ロンドンではパラリンピックが行われている。

テレビ番組も適当に放送している。

オリンピックの盛り上がりとは格段の違いである。

昨夜、ニュース番組に乙武さんが出てきた。

”五体不満足”の著者である。

パラリンピックについてどう思うかと質問され、乙武氏は、

「パラリンピックなんかなくなればいい」、と答えた。

司会者はとんでもないことを言われたという驚きで、次の言葉が出なかった。

私も、何を言っているのか分からなかった。

彼の言いたいことはこうだった。

どうして、パラリンピックをオリンピックと別に開催するのか?

オリンピックの競技として、なぜできないのか?

水泳でも部門を分ければいいだけではないか?

柔道のように階級を分けてやればいいではないか?

この説明に、私ははっと驚かされた。

我々はいかに鈍感だったかと思う。

なるほど、乙武氏の言うのが正論である。

最後に乙武氏はこう締めくくった。

「どうして、銀座のパレードをパラリンピックが終わってやってやらないのか?それが悲しいことだと思う。」、と。

至極当たり前の提案である。

もう一度、謙虚に考える必要があると思う。