横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

四角で人間の生涯、迷いとし、生老病死・四苦八苦を表しているそうです。

江戸中期の石門心学者に手島堵庵(てしまとあん)がいる。

京都の商家に生まれた堵庵は18歳の時、石田梅岩について心学の修業を始め、20歳で開悟した。
その堵庵の教えは、
――私案なしの説――
と呼ばれている。
私案なしというのは、我々が何かをしようと思ったら、あれこれじくじく考えずに、さっさと行動に移せ、ということである。

たとえば、友人が病気で入院したと聞いた場合、「見舞いに行こう」 と思ったら、さっさと行くべきだ。
そうでないと、必ず、あれこれ「私案」が出てくるものだ。
行く必要がない理由がどんどん出てくる。

なんであれ、思い立ったが吉日、と行動に移すべきである。

迷えば凡夫、悟れば仏、ということばがある。