横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

日本ではどんな人が立派なリーダーだろうか?

単純に結果を出す人なんて言いそうな気がする。
あるいは、情熱のある人と言う人もあろう。

ところが、西洋では、
「リーダーたる者は、自分が統率する部下の人数だけの人生観・価値観を身につけろ」
と言われているそうだ。
10人の部下を持つ人は自分の人生観を加えて11人の人生観を持たねばならない。
すなわち、部下の人生観を理解せよというものである。

人はさまざまな理想・価値観を持っている。
金をありがたがる人、時間を大切にする人、愛情を大切にする人、家庭を大切にする人・・・、多種多様である。

真のリーダーは、その数多い人生観・理想の分かる人だ。
自分の信念を部下に押し付けるのは独裁者であって、真のリーダーではない。

日本人は、「右へならえ」の好きな民族である。
直ぐに他人の意見に迎合したがる。
どうも、日本人には物差しが一つしかないように思える。
皆が同じ物差し(価値観)しか使っていない。

学校のテストが正に典型的な例である。
成績が悪いというだけで全ての人格を否定してしまう。
人の価値は、学校の成績だけで判断すべきではないのだ。

親は子供を、仏の物差しで見てやらなければならない。
仏様は、この子をどう見ておられるのだろうか?
仏の見方は本当に優しい見方である。
長い目で、その子のいいところを伸ばしてやるのだ。

上に立つ人は、従うもののいい面を伸ばしてやることである。