横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

塚田一郎国土交通副大臣は正直な男。思ったことをズバリという男。

塚田氏は北九州市で4月1日の福岡県知事選の応援集会で、こんなことを明言した。
自民党の吉田博美参院幹事長から「本州と九州を新たに結ぶ道路事業は首相と副総理の地元事業なんだよ」と言われたことを紹介したのだ。
そして、塚田氏は「国直轄の調査に引き上げた。私が忖度した」と発言したのだ。
ところが、3日の衆院厚生労働委員会では、自分の発言がとんでも無いことを言ってしまったことに気がついて、
「これは事実と異なる」として言明し、改めて撤回し、陳謝したのだ。
しかし、昨年12月20日、国交省副大臣室で吉田氏と会談したことは認めた。

 一方、吉田氏は3日、塚田氏が紹介した自身の言葉について「発言した事実はない」とするコメントを発表。

 また、このことを知った官房長官の菅氏は3日の記者会見で、塚田氏に対し、2日午後に厳重注意したことを明かした。
一方、首相は3日の衆院内閣委員会で「まずは本人からしっかり説明すべきで、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」と述べ、続投させる考えを示した。

しかし、この塚田氏の発言は失言として撤回しただけでは済まない。野党は辞任要求を要求しているが、そんな問題でも無い。

なぜなら、この通り、この道路事業の調査費として、2019年の予算にガッチリと多額のお金が配分されているのだ。

塚田氏はもともと副総理麻生の秘書をやっていたのだ。

自民党の予算はこのようなプロセスで決定しているのかと思うと愕然とする。それに国会の議長もしっかりと関与しているのだ。こんな手法で森友学園なども忖度があったことは容易に分かる。

塚田氏はその仕組みを具体的に我々に教えてくれたのだ。

塚田氏を単に辞任させるだけでは、勿体無い。

塚田氏にもっと語ってもらいたいものだ。

それにしてもこんなことを喋った塚田氏を早くも安倍首相は守る姿勢を示したのには大いに呆れてしまう。