横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

粋なおじいさん

粋なおじいさん

私のおじいさん“母の父”は、粋な人だった。 おばあちゃんは脳溢血で、五十歳で亡くなった。おじいさんは小柄で白髪だった。 大変声がよく浄瑠璃も歌も上手だった。時には三味線も弾いた。 また、俳句や短歌も作った。 自分の家の近くに、貸家をいくつか …

祖母の信仰

祖母の信仰

祖母フサは大変な信仰家だった。仏教の話はお坊さんに負けぬくらい知っていたので、近所のおばあさん達は、毎晩のように来て、信心の話を聞いていた。 祖母は字が全然読めないのに、聞き覚えで、一時間でも二時間でも親鸞聖人の経典を引用して話していた。 …

未亡人の悩み

未亡人の悩み

三十歳で未亡人となった母は、再婚はしなかったので、女としては寂しい一生を送り、子供の成長だけを楽しみに、生きたようである。 私にとって、父は物心つく前から居なかったせいか、父が居なくてもどうということはなかった。死んだという実感もなかった。 …

父異郷に果つ

父異郷に果つ

国境を無事越えることに成功した父は、五年間にかなりの金額を送金したという。 勿論借金は、早く返済したらしい。 やがて5年も経過した頃、 「五年経ったから、帰国の準備をする」 という手紙が来たので、留守宅では喜びにわいていた。 しかい、それ以 …

国境を超える

国境を超える

南アメリカから送金すると、日本の円の価値が低く、送金しても目減りしたという。これではいつまで経っても、借金返済はできないと父は思い、どうしても円の高い、北アメリカ合衆国に、移らねばと思い始めたそうである。 当時の一ドルは二円五十銭位、一円は …

南米移民船

南米移民船

私が生まれた頃、父はかなり借金を持っていたそうである。 ある時、親友の借金の、保証人になっていて、その親友が若死にしたため、その債務を父が引き受けねばならぬことに、なったということである。 当時国内では、働くところがなかなか見つからず、だか …

新家(私の生家)

新家(私の生家)

新家は敷地二五〇坪の中に、四季折々の果物が、毎年豊富に実った。 柿、桃、枇杷、ざぼん、みかん、山桃、柚子、なつめなど、田舎で見かける果物は殆どあり、どれも自分の家だけでは、食べ切れなかった。特に、金柑子は、大きな樹が八本、屋敷の周りに一列に …

日本人とユダヤ人

日本人とユダヤ人

「ヤーレンソーラン~♪」 北海道の地で昔から漁師の間で歌い継がれていたものである。 しかしこの言葉、日本語としては意味不明であり、現地の漁師も解らないという。 そして、思いもよらない人達がこの意味が解るというのだ。 そう、それがヘブライ語を …

3月は出発の時

3月は出発の時

寒い冬もいよいよ終わりです。 私の団地にもウグイス のカップルが飛んできました。 学生さんも、受験が終わり、合格した人は新しい世界に入って行きます。 残念ながら合格しなかった人は、悔しさを感じつつ、新しい自分作りにまい進することになります。 …

高梨沙羅のジャンプを見ての感想

高梨沙羅のジャンプを見ての感想

フライングガールズ 高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦 ソチのオリンピックはあまり興味がないせいか、深夜までテレビは見ない。 ところが、昨夜は違った。 17歳で金メダル確実の北海道の少女のジャンプは見たかった。 トライヤルでは、104メートルを跳 …