ハワイのカエル
ハワイ旅行は昨年の夏でした。
結婚10周年、勤続20周年の記念にと思い切って企画した。
これにはおじいちゃん、おばあちゃんも参加して、
我が家にとっては忘れられない旅行となった。
そのためか、テレビでハワイが出る度に当時の思い出に花が咲く。
日、お母さんと沙耶香が東急デパ-トに行った時のこと。
沙耶香がしばらく見えないなと思っていると、
間もなくして姿を現して来た。
すると、沙耶香のお尻からプ-ンと臭ってきたと言う。
あわててお母さんは、沙耶香を抱いてトイレに駆け込んだ。
その時の話の続きで、ハワイの思い出話しになった。
みんなで泳ぎに行った時のこと。
おじいちゃんは何十年振りかの海水浴。
郷と沙耶香は初めてのシュノ-ケルだと言って大ハシャギ。
おばあちゃんも持って来たサングラスで気分は最高。
そんな様子を見ながら、お母さんも木陰でハワイ気分を満喫していた。
また、沙耶香も浮き袋につかまって波の上をプカリプカリ。
泳いだ後は、ス-パ-で買って来たおにぎりや弁当を楽しむ。
果物、ジュ-スなどもそういったス-パ-で、
自分たちが言葉の壁を乗り越えて買って来たもの。
でも、現実は現実、沙耶香のウンチはどこででも出るのである。
お母さんがあわてて処理するため、どこか適当な場所を探す。
そして、みつけたのが外にあるシャワ-場。
そこで沙耶香を裸にし、水着の中の塊をつかみ、
『エィッ』とばかり草むらに投げつける。
ところが、その塊の落ちた草むらをみると、そこには大きなカエルが、
『ナンダ!』
という顔付きで、お母さんを見ていたと言う。
ハワイのそのカエルは沙耶香のウンチを投げ付けられて、
さぞかし驚いたことだろう、悔しかっただろう、
というお話し。