親切はいつでも受けよ

2014年01月13日

おばあさん、どうぞ

電車の中で座席を譲られた老人が、

「いいえ、いいです。私は次で降りますから・・・」
と、座らない場合がある。

これはよくない。
たとえ面倒でも譲られれば座るべきだ。
30秒であっても座らせていただいて、
「ありがとう」と言って立てばいい。
そうすると譲った方もうれしくなる。


遠慮することは、他人を不快にさせることもある。

仏教においては、最も大事な行いが「布施」である。
施しが真の布施になる条件として、
「三輪清浄の布施」
を言っている。
布施が成立するには三要素(三輪:施者・受者・施物)が清浄である必要がある。


座席を譲る人(施者)が清浄な心を持って布施をしても、
譲られる人(受者)が面倒がったり、こだわりを持った場合は、その行為は真の布施にはならない。

おじいさん、おばあさん、若者からのやさしい言葉には、ありがたく受けようよ。