ひろさちやの世界

2014年01月13日 ひろさちやの世界

無分別のすすめ

仏教の言葉と世間一般の言葉が正反対になっていることがある。 「無学の人」、といえば、一般的には学問・教養のない人のことである。 ところが、仏教では、これは褒め言葉である。 真理を極め尽くして、もうこれ以上学ぶ必要のなくな…

2014年01月13日 ひろさちやの世界

逃れられぬ運命

ある高僧がご自分の小学生時代の思い出をされた。 彼は、父親の住職の代わりに檀家の三七日(みなぬか)のお経をあげにいかされた。 仏壇に向かって、小学生が一所懸命にお経をあげていた。 隣の部屋には、多分お経が終わった後の接待…

2014年01月13日 ひろさちやの世界

こだわりを持つな

我々凡人は、なかなかこだわりを捨てきれない。 未練を持つのは当たり前。 しかし、仏教では、こだわりなく、ありのままを見ろと教えている。 そこで、仏教学者である安田理深の話をしてみよう。 この学者は、浄土真宗大谷派の学者だ…

2014年01月13日 ひろさちやの世界

今日を楽しめ

今日を楽しめと仏教は教える。 だが、なぜか、この言葉が引っかかるのは私だけではないだろう。 今、苦しんでいる人が多いのに、 今日を楽しむ気にはならない。 今のこの現実から抜け出すためには、「明日がある」とか、「また日が昇…