トルコ経済・・・民間企業に基づくトルコの発展戦略

トルコ経済の有利なことからお話ししましょう。
トルコの経済規模は、ヨーロッパにおいて6位、全世界では20位です。
GDPは4,000億米ドル。長期的な平均経済成長率は5%、近年の経済成長率は7%です。
また、この成長の3分の2にあたる5%は、民間企業の成長によるものです。
要するにトルコの発展戦略というのは、民間企業に基づくものということがいえます。

労働者人口は1,200万人

製造業の成長率は年間に約10%です。
トルコの潜在成長率は6%であり、それを上回った成長率を達成しているということは、 これはGDPと比較してもポジティブな経済要因だと思います。
そしてまた、労働者人口は1,200万人。
トルコの労働者は非常に勤勉で、品質管理に対する意識が高いのが特徴です。
これに関しましてはトヨタ・トルコのホームページでもその取り組みがご覧になれます。
トヨタはさまざまな国に工場を持っていますが、 トヨタ・トルコの工場はその中で品質管理がもっとも進んでいる施設のひとつです。

長い間インフレが問題

次に不利なことですが、トルコでは、長い間インフレが問題になっていました。
しかし、2004年あたりからはインフレ率は10%前後に下がっていますし、下降傾向が続いています。
 2、3年後には3~4%になる見込みです。