ひろさちやの世界
2014年01月14日
ひろさちやの世界
徒然草の一節
大学入試によく徒然草が使われる。 しかし、こんな一節があったのをご記憶の方が居られようか? 徒然草第39段のはなしである。 「ある人、法然上人に、『念仏の時、睡(ねぶり)におかされて行(ぎょう)を怠り侍(はべ)ること、 …
2014年01月14日
ひろさちやの世界
手のひらいっぱいの塩
「世の中には悪業の報いで死後地獄に落ちる者がいる。しかし、同じように悪業を積んだにもかかわらず、地獄に落ちないものもいる。一体この差はどうして生じるのか?」 これは、釈迦が修行僧に出した問題である。 修行僧の誰一人応えら…
2014年01月14日
ひろさちやの世界
親鸞の苦悩の末に
後に浄土真宗の開祖となる親鸞は、若き日は比叡山の堂僧を務めていた。 しかし、彼は29歳の時、生死の迷いを断ち切ろうとして、比叡山を下りて京都の六角堂に百日の参籠をした。 比叡山における20年間の修業は、結局は彼の悩みを解…
2014年01月14日
ひろさちやの世界
インドの裸の王様
私達は、アンデルセンの裸の王様は知っている。 詐欺師が王様に金襴の着物を作って差し上げると言う。 とても軽い着物で、善人には見えるが、悪人には見えないという代物である。 そのように言われると、王様をはじめ、家臣たちは正直…