書式のコピー／貼り付け
左の図の「電話番号」という文字には、太字／フォントの色が赤／二重下線という飾り付け（書式）が施されている。
これと全く同じ飾り付けを、上の図の「次レベル」という文字にも設定したい場合、範囲選択してわざわざ［太字］や［フォントの色］などのボタンを1つずつ押していったのでは、時間がかかるし面倒！
そこで便利なのが［書式のコピー／貼り付け］という機能！
でも、この機能をマスターする前に是非読んで頂きたい記事が・・・
それは「範囲選択：基本編」。
な～んだ、範囲選択なんて余裕でできるよ！と思ったそこのあなた！（笑）
まさか行を範囲選択する時も、左の図のようなマウスポインタの形で、ダラダラッとドラッグしていませんか？ 是非、先に「>範囲選択：基本編」をご覧ください！
書式のコピー／貼り付け：文字編
まずはコピーしたい書式が設定されている文字を範囲選択する。
［ホーム］タブ、［クリップボード］グループの［書式のコピー／貼り付け］ボタンをクリックするか、
ミニツールバーの［書式のコピー／貼り付け］ボタンをクリックする。
同じ書式を設定したい文字を、ドラッグでなぞる。
この時、マウスポインタの形は、ペンキを塗るような「ハケ」の形になっている！
【マウスポインタの形】
あっという間に、コピー元と同じ書式を設定することができた！
操作が終わると、［書式のコピー／貼り付け］ボタンは自動的にOFFになり、マウスポインタの形も、「ハケの形」から通常の状態に戻る。
ここまでの操作を、Be Cool Users得意の（笑）「セリフ」に置き換えると、
このコピー元を範囲選択
書式を
［書式のコピー／貼り付け］ボタン
ここに
設定したい箇所を選択
書式のコピー／貼り付け：段落編
左の図の1行目には、フォントサイズ：14pt／太字／斜体／中央揃えという飾り付け（書式）が設定されている。
これと全く同じ飾り付けを、下から4行目にも設定したいと思う。
「この・書式を・ここに」という操作手順は変わりませんが、1行目の書式を、下から4行目に持って行くので、そうです！お察しのとおり、マウスポインタの形が変わってくる。
コピーしたい書式が設定されている箇所を範囲選択する。
今回は1行目を範囲選択したいわけですから、「範囲選択：基本編」のように、範囲選択時のマウスポインタの形は上の図のようになる。
そして、末尾の改行マーク（段落記号）まで範囲選択されている。
［書式のコピー／貼り付け］ボタンをクリックする。
今回は下から4行目に設定したいわけですから、下から4行目をクリックで選択する。
この時、マウスポインタの形は行単位の範囲選択の時と同じ。
左余白にマウスポインタがある時は、「ハケ」の形にはならない。
あっという間に、コピー元と同じ書式を設定することができた！
書式のコピー／貼り付け 連続技！
ここまでは、コピー元の書式を、1箇所に持って行った。
今回は、左の図の「電話番号」という文字に設定されている書式を、複数箇所に設定したいと思う。
でもここで、先程までの操作を思い返してみると、「この・書式を・ここに」という操作手順が終わると、［書式のコピー／貼り付け］ボタンは自動的にOFFになり、マウスポインタの形も、「ハケの形」から通常の状態に戻ってしまった。
ということは、今回のように複数箇所に設定したい場合には、「この・書式を・ここに」と、1つ目の設定が終わったら、また同じ操作を繰り返して2つ目を設定しなければならない。
何回もコピー元を範囲選択したり、何回も［書式のコピー／貼り付け］ボタンを押すのはとても面倒！
そんな時には、連続技を使う！
まずはコピーしたい書式が設定されている箇所を範囲選択する。
［書式のコピー／貼り付け］ボタンをダブルクリックします。
1つ目の設定したい箇所をドラッグでなぞる。
この時点で、先程までは［書式のコピー／貼り付け］ボタンが自動的にOFFになり、マウスポインタの形も、「ハケの形」から通常の状態に戻ったわけだが、今回の場合は、まだボタンもONのままですし、マウスポインタも「ハケの形」のまま。
［書式のコピー／貼り付け］ボタンをダブルクリックすることで、ずっとボタンをONの状態のまま保てるので、連続設定ができるようになる！
というわけで、2つ目の設定したい箇所もドラッグでなぞる。
さぁ、これですべての箇所に書式をコピーすることができた！
でも、まだ気を抜いてはいけない！
コピー先が選択された状態を解除するため、文書内のどこかでクリックしたくなりますが、マウスポインタはまだ「ハケの形」のまま。
この状態のまま、文書内のどこかをクリックしてしまうと、マウスポインタはまだ「ハケの形」なわけですから、そこにも書式をコピーしてしまうことになってしまう！
［書式のコピー／貼り付け］ボタンをダブルクリックして、ずっとボタンをONの状態のまま保てるようにしていたわけですから、責任もってボタンを自分でOFFにする。
［書式のコピー／貼り付け］ボタンをクリックするか、［Esc］キーを押せば、OFFにできる！
「この・書式を・ここに」という操作手順を、［書式のコピー／貼り付け］ボタンをダブルクリックすることで、「この・書式を・ここにも・ここにも・・・」と連続させることができた！
