横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

四苦八苦という言葉は、皆さん、ご存知のことと思うが、さて、その意味は?と聞いても、多分、チャンと答えられる人は少ないでしょう。
今、四苦八苦で、宿題をやっている程度の使い方くらいのことと思う。
Googleで、調べてみると、
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非常な苦しみ。また、あらゆる苦しみ。仏教で、生(しょう)・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・五陰盛(ごおんじょう)苦の四苦を加えた言葉。
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と出てくる。
しかし、ここに出て来る”苦”という意味も我々の思っているものとは違うのだ。
即ち、自分の思うようにはいかないことという意味なのだ。
生まれるのも自分の意志ではないし、死ぬことも自分ではどうすることもできない。
老いることも、病気になることも、しぶんの意志ではない。
ところが、自分ではどうにもならないことは、この四苦八苦以外に沢山ある。実のところ、自分で決定して出来ることの方が少ないことに気づくことの方が多い。
人生で成功した人が良く言うのだが、自分の成功の秘密は、たゆまぬ努力のおかげだとか、意志の強さだとか、強靭な体力のためだとか、色々、おっしゃる。
しかし、私はそうは思わない。運は他人がもたらしてくれたのだ。ひらめきやヒントは自分の周囲の人がくれたものだ。自分の前任者が残してくれたもののおかげなのだ。それは親かもしれない。兄、姉かも知れないのだ。
言い換えれば、たまたま、成功したのだ。成功したあなたは、次にやらなければならないことが待っている。
たまたま、あなたが乗った渦で、あなたの仕事が待ってたわけなのだ。
決して、奢ることなかれ。

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