安倍首相とロシアのプーチン大統領が5日、ロシア極東ウラジオストクで会談したが、北方領土交渉で具体的な進展はなかった。
なんと、今回が安倍総理とプーチン大統領会談27回目になると言う。
安倍の正体は既に見えているから特に驚くほどのことはない。
北朝鮮の拉致問題も然り。
安倍は問題解決と口では言うが、具体的戦略は全くなし。国民に対し、あるいは北方領土に住んでいた人々に対し、あるいは、拉致家族に対し、希望だけは持たせる言い方をするが、その実、その成果らしきものは一つも出てこない。
沖縄の住民に対して、米軍基地を縮小し、那覇の安全を守ると言うが、何のことはない。辺野古に移設するだけ。
広島、長崎では原爆のない世の中にすると言いながら、核兵器禁止条約の批准すらしない。なぜなら、アメリカのトランプに釘を刺されているから。
韓国に対しては、強い態度で出ているが、これは韓国の立場より日本の立場が強いから。
すなわち、安倍の生き方は強いものには、“お友達”という姿勢で関係を持ち、弱い人間には、強く出る。
言い換えれば、北方領土返還を求めている人たち、あるいは、拉致被害者家族、あるいは、沖縄の住民、あるいは、原爆被爆者およびその家族は安倍にとっては弱い人間なのだ。そんな人間のために喧嘩することなどできないのだ。
我々は、真に強い政治家を求める必要があろう。そのためには、そのような政治家にしか何も望むべきではない。
安倍が何を言おうと、自民党が何を言おうと、期待などしてはいけない。ただ、強い政治家のみを待望しよう。
安倍に北方領土返還交渉をさせてはならない。