あの運転手は?
夢は本当に面白いもの。
どうして、あんな夢を見たのだろうか、ということがよくある。
今朝の夢も、まさに、そんな夢だった。
登場人物は、昔の私の上司小原と私。
ブラジルの社長という立場でその人には初めてあった。
会社に入って7年目のこと。
私は輸出部に入って4年。
いつになったら、出張のチャンスがやってくるのだろうか?と思っていた矢先のこと。
部長が変わった。
この部長はある商社の合併のため、そのときに東芝に来た人。
だから、発想はメーカーの人とはまるで違っていた。
その部長に、「寝太郎くん、ブラジルの売り上げを2倍に伸ばす方法はあるかね?」、と聞かれた。
「私は、そんなこと訳ないことですよ。」
「私をブラジルに出張させるだけで、実現できますよ。現地事情がわからずに対策など打てませんよ。」
その部長は、即、私の出張を認めてくれた。
ところが、ブラジルに行ってみると、そこに小原という社長がいた。
俺は大阪商人だ、と口癖のようにいっていた。
人間的に見て、好きなタイプではなかった。
その社長が、担当の私に対し、いじめを始めた。
滞在10日間の出来事。
私は、この男には必ず仕返しをしてやる、と思っていた。
若かったからなおさらのこと。
夢ではその小原と私が車に乗っているところから、始まった。
タクシーは我々二人を乗せて、東芝本社に向かっている。
ところが、東芝本社はなぜか、東京とはまるで違う場所にあり、しかも、工事現場にあった。
まさに、本社の門にタクシーは入ろうとした時、なぜかそのタクシーは、正門の横にある民家に激突しようとしている。
「オイ」、と大声を出した途端、タクシーは止まった。
タクシーの運転手は、「居眠りをしていました」、と言っただけ。
どなたか、夢判断をしてください。
タクシーの運転手の顔はわからない。
でも、なぜ、民家に激突しなければならないかわからない。
なぜ、小原と一緒にタクシーに乗っていたのか解らない。
この夢は、夜明けのわずかな時間帯で見たものです。
不思議ですね、夢って。
2005年11月23日