横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

禅の言葉に”啐啄同時”(そったくどうじ)というものがある。

親鳥が抱く卵が孵化する時、卵の中の雛が内側からコツコツとつついて合図する。
それが”啐 ”である。
それと同時に、外から親鳥がコツコツとつつく。
これが”啄”である。
この”そつ”と啄は同時でなければならない。
そうでなければ、雛がその殻の中で死んでしまう。

自然は不思議である。

この”啐”と啄は同時に起きる。

仏教には不思議という言葉がある。
思議 しないという意味である。
あれこれ考えうな、思い悩むなというのが「不思議」である。