横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

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インドの神話にヤマという人が出てくる。

このヤマは死者第一号である。
ヤマは死んで天界に行くと、そこには緑の楽園があった。
彼は楽園の発見者だから、領土宣言をした
すなわち、ヤマが楽園の王になったのだ。
言い換えると、ヤマは死者の国の王になったのだ。
そのヤマに漢字を宛てると閻魔になる。
ところで、閻魔の支配する死後の世界は、天上界の楽園で、清流があり、音楽が流れ、素晴らしい世界であった。
しばらくするとその楽園に悪人が入ってきた。
この悪人は楽園の雰囲気をこわし始める。

そこで、閻魔は地下に牢獄をつくり、そこに悪人を収容した。
すなわち地下の牢獄が地獄なのだ。

こうして、閻魔は自動的に地獄の王と呼ばれるようになったのだ。

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閻魔は、死者を天界に行かせるか、地獄に行かせるかの裁判官なのだ。
また、地獄の王の閻魔には青鬼と赤鬼がいる。
彼らを使って、地獄に送り込まれた罪人の舌を抜いたり、どろどろに煮えた銅汁を飲ませたり、のこぎりで罪人の銅を引いたりするのだ 。

正に怖い存在である。

裁判官である閻魔のテーブルの前には浄玻璃(水晶玉のこと)が置いてあり。全ての人の過去が総て映写されることになっている。