横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

幸福の七カ条
第一条
成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

第二条
しないではいられないことをし続けなさい。

第三条
他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

第四条
好きの力を信じる。

第五条
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

第六条
怠け者になりなさい。

第七条
目に見えない世界を信じる。

ここからは私のコメント

第一条
成功や栄誉や勝ち負けを・・・について、
人間の根源的な欲望を極力捨てよということのようです。これがなかなかできないのです。
人間は人に勝ちたいのです。負けたくないのです。生まれてずーっと持ち続けているのです。
しかし、動物にはそれがない。動物は争いはするが、勝ち負けの意識はないのです。

第二条
しないではいられないことを・・・について、
植物、昆虫、動物すべてが種を守るという集団意識を持っているようです。それが無意識のうちに人の中に埋め込まれているようです。神の声のように聞こえるのは自分への役割を意識させているのです。何か気になること、興味を持つこと、それらは自分の脳や心臓に埋め込まれた自分へのメッセージなのだと思います。それを忠実に行うことこそ、その人にとっては幸せなのです。

第三条
他人との比較ではない・・・について、
これは第一条と同じことです。また、自分の楽しさを追及すべしとは第二条と同じことです。すなわち、この三カ条目は解り安く説明し直したものです。

第四条
好きの力を・・・について、
この条も自信を持って第一条、第二条を実行せよと言っているのです。

第五条
才能と収入は別・・・について、
これは水木しげるさんが体験で感じたことでしょう。後半の、「努力は人を裏切ると心得よ」は余程人生を達観した人でなければこの域には到達しません。われわれは、努力すれば報われるものだと教えられてきた。しかし、それは努力させるための方便なのです。

第六条
怠け者に・・・について、
これは第五条の補足説明。欲を捨てて、自分のやりたいことをやれ。それがあなたに与えられた役目だから。その役目を果たしたからといって、決して、何かを期待するなといっているのだ。

第七条
目に見えない世界を・・・について、
この項が最も面白い。
目に見えない世界を信じると、いうのは水木しげるが達観した証拠である。欲を捨て、神、仏の声を聞くということ。その声は、人間の中にある根源的な欲望を捨て去らなければ聞こえないのだ。