私が、学生の頃、何やら無性に考えていた時、50ページくらいの薄い本を見つけた。
それは、ヘーゲルの弁証法の解説が分かり易く書いてあった。以前、ヘーゲルの本を読んだ時、何のことか、さっぱり理解出来なかったが、この本では、容易に理解できた。
そこには、否定の否定だとか、存在していて同時に存在していないとか、アウフヘーベン(止揚する)とかいったことが書いてあった。作用反作用の原理もあったかな。
そんな考え方が、今も影響していて、あらゆることを考えるのに、ヘーゲルが現れる。
私の渦理論もまさに、ヘーゲルからもらったもの。今から300年以上も前に、気違いとも思える考え方がよくできたものと感心する。