昔、私が小学生の頃、母親にはよく言われたものだ。
テレビのニュースで犯罪者が出てくると、可哀想にと言いながら、お前はあんな人にはならないでおくれ、と私によく言ったものだ。
母親はこう言っていたのだ。
あの悪い人も最初から悪かった訳ではなかったはず。ある時、一度嘘をついたことがあでしょう。当然、そのことで誰かから叱られたことでしょう。それで反省すればよかったのに、その人は、それからも、嘘をつき続けてしまったのてす。
その人は、正直であることがどれだけ大事なことかを気づかなかったし、他人も教えてくれなかったのでしょう。
いつの間にか、自分の周りには、自分に似た嘘つきばかりが集まってしまった。
そんな人達には最後まで、生きていて本当の喜びや幸せを感じることができなかったことでしょう。
お前はそんな人には絶対にならないでくれ。
どんなに貧しくても構わない。私はお前が正直に生きてくれて、友達と笑えるような生き方をして欲しい。
実は最近テレビに出る安倍首相を見るたびに、母親のこの言葉を思い出す。
安倍首相から出る言葉には真実を感じない。
これは国民の多くがそう思っているでしょう。
数年前、私は家内に、安倍首相は嘘つきだと言ったことがある。その時には、家内は半信半疑だった。
しかし、今では、安倍首相がテレビに出る度に、本当に安倍は嘘つきねェと言うようになった。国民の大部分が、安倍って、ホントに嘘つきねェと言っているのだ。
可哀想に、あの犯罪者と同じように見られてしまっている。