横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

箱崎を引っ越す朝、私は大変体調が悪く、やむなく荷造りはしていたが、苦しかった。近所の医院に診てもらったが、詳しいことは分からぬまま服薬をくれた。私はその朝の血便を見て、もしや赤痢ではと危ぶんでいた。

平尾に引っ越して来た日は、土曜だったので、月曜日に病院に行くつもりだった私を、夫はその日無理矢理に、日赤病院に連れて行った。引越しの荷物も、まだ解かぬままである。

私を診察された医師は、

「今から手術をします」、と言われて私は驚き、

「先生、私は入院の準備もしてきておりません。今日は診察だけのつもりで来ました。」

先生は、

「今すぐ手術しなければ、あなたは手遅れで、命はないですよ。病院は、今日土曜日なので手術日ではない。しかし、人の命には代えられないから今すぐ手術ですよ。よくもこんなになるまで、ほっといたものだ。痛みもなかたんですか?」、と言われた。

先生も私も驚きながら、そのまま私は、手術室に連れて行かれた。手術は意外に長時間かかった。盲腸が破れて腹膜炎を起こしているとのことだった。結果は回復遅く、四十五日目に退院した。