先週の日曜日は父親参観日。そして翌日は代休で学校は休み。
この時が絶好のチャンスということ。
何が絶好かと言えば、ディズニ-ランドに行くのに、である。
土、日曜日などは混んでいて待ち時間が大変。
ところが、月曜日となれば問題はない。
そこで、「お父さん、会社休んで連れてって」と言う訳である。
子供たちに押し切られた形で、結局、行くこととなる。
ディズニ-ランドは一年半振り。
沙耶香にとってみると実質的に初めてである。
ミッキ-、ミニー、ドナルドなど、いつも絵本で見ているものが、自分の前で踊ったり、歌ったり。
親の私は何とかしてミッキ-やミニと一緒に写真を
撮ってやろうと、懸命にそのチャンスをつかまえようとする。
そして、ついに成功した。
次はドナルド。そしてプル-ト。
ぬいぐるみに出会う度に一緒に写真撮影。
そんな時、サルのぬいぐるみの集団に出くわす。
その集団のボスはオランウ-タン。
沙耶香はサルの集団には少々恐れを抱き、私にしがみついて来た。
ところが、そのオランウ-タンは沙耶香に近付いて来て、
沙耶香のスカ-トを指で優しく触りながら沙耶香の顔を見ていた。
沙耶香は私に、
「行こう、行こう」と促す。
私は沙耶香を抱いて、サルの集団から少し離れてやった。
すると沙耶香は少し安心したのか、私に小さい声で、
「あのおサル、サ-タンにエッチした」と言った。
私は沙耶香からこんな言葉が出てくるとは思ってもみなかった。
沙耶香はそのとき、まだ、3歳。
そのため私は正直言って、少々戸惑ってしまった。