横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

最近、50代・60代の女性と話をする機会が不思議と多くなった。

多くの女性は、今のご主人との生活に疲れ、夫婦関係を解消したい、すなわち離婚したいというのである。
子供を育てている間は、そんなことを考えなかった。
夫が働いて収入を得ていた間は疑問すら思わなかった。
ところが、夫が退職し、家に一日居ると、夫の見苦しい面がまざまざと見えてくる。
テレビを一日見ている夫から、
「お茶、めし、新聞、風呂、・・・」
と言われると、それだけで頭にくる。その上で、
「お前はどこに行くのか?」
「お前は遊んでばかりいる?」
「老後のため、無駄使いするな!」
と言われると、もう息苦しくて堪らない。
そんな背景で、離婚、別居を口にする女性が増えてきたのだ。

ところが、一人の女性福井さんがやってきた。福井さんは60歳になったばかりの独身女性。
ずっと、独身を通してきた福井さんゆえに、女性の生き方を冷静に見ていた。
「人には神・天から使命を与えられていると思う。ただ、その使命を自分には実感できない。
神から啓示を受ければ解るがそんな啓示がなければ自分に与えられた使命など全くわからない。
そこで、どうするか?人は社会生活、あるいは、家庭内における役割は実感できる。
自分がこうすれば、だれだれが喜ぶし、感謝してくれる。この瞬間に自分の役割を意識することが解る。」
こう説明してくれて、私は、改めて考えた。
自分の行為で、誰かが感謝してくれることを静かに意識すること、その時、自分の使命は実感されるのではないか?
仮に私が殺人を犯したとする。
そのことで私に感謝してくれる人など一人もいない。
ところが、殺人を犯した人間が罪を懺悔し、自分のような殺人者を出さないようにアピールし、
多くの人たちがそれに感動し、正しい道を歩くことができたなら、それこそがその人の使命である。

福井さんは言う。
使命を果たした人が天に召されるのである。
仮に1歳で天に召された子供がいたとしたら、その子の使命はなんだったのであろうか、よく考えてみよう。
かならず、その子の役割が見えてくるはずだ。
自分の役割を意識でき、さらに、神からの使命を意識できたら、それこそが生きがいだと思う。
まだ、天に召されずにいる皆さん、あなたは、まだ、天が与えた使命をまだ果たしていないのだ。

みんな、話をし、また、冷静に、自分の役割を認識し、共に生きることを考えよう。