横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

今やがん検査が格段に変わってきたのをご存知であろうか?

私は医学を学んだ訳ではないが、医療機器開発に少し関わってきたから、この30年で検査方法が全く変わってきているのに本当に驚く。

30年前は5mmのガン細胞を見つけるのに躍起になっていた。

なぜ、5mmのガン細胞か?

5mm以下で見つけることができたら、転移の危険がないからである。

当時はレントゲン写真しか発見することができなかった。だから、院内では放射線医師が力を持っていた。

その後、超音波機器が開発され、肝臓、胆嚢、膵臓のガンは超音波診断のできる内科医師が力を持ってきた。

胃や大腸は内視鏡で診断するのが良いということで、若手の放射線医師、内科医師がどんどん出てきた。

もう、病院内では、年寄り医師は権威だけは持っているが、診断能力では若手についていけなくなる。

そして、決定的にはCTやMRIが開発され、診断能力はまるで違ってくる。そこで、再び、放射線医師が院内では、権力を握ることとなる。しかし、あくまでも、若手の能力ある医師であることは間違いない。

しかし、昨年、画期的な事が起きてしまった。

N-NOSEという検査方法である。

N-NOSEとは尿中のがんの匂いを生物の嗅覚を用いて検知する技術(検査)です。

N-NOSE検査に使用する線虫 C. elegansは、がん患者の尿には誘引行動(近寄る)を示し、 健常者の尿には忌避行動(離れる)を示します。

この特性を利用し、線虫の尿に対する反応を調べることで、被験者の現時点でのがんのリスクを判定します。

一滴の尿にこの線虫が集まれば、体内のどこかにガン細胞が有ることがわかる。ただ、今の段階では、どこの部位にあるかまでは分からない。一回の診断が5,000円前後というからすごい。

また、昨年11月には一滴の血液で13種のガンが判定できる機器を開発したと新聞発表が東芝からあった。早速、その真偽を東芝の関係者に聞いてみると、今、販売ルートを検討中とのことだった。

診断方法がここまで進むと、治療も一気に変わること間違いない。

みなさん、ガンで死なないで下さい。

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