横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

思わぬ人が突然現れるということがありませんか?
偶然、街で会ったり、
突然、懐かしいといって、電話がかかってきたり。

私も何度かありました。
ある一人は65歳過ぎのおじいさん。
このおじいさん(Aさん)とは、同じ町に住む人で、たまたま駐車場の区割りが私のそばだっただけ。
私は一度Aさんの車のヘッドライトを壊してしまい、家まで菓子折を持ってお詫びに行っただけ。
ところが、私達と親しくしていた神戸のおじいさんが亡くなったという知らせお聞いてしばらくたったある日、
このAさんが私たちのお店に現れた。

私は見た瞬間、神戸のおじいさんが来たのではないかと間違ったほど風貌が似ていた。
約一時間くらい話して帰って行った。
私は神戸のおじいさんが来てくれたんだなと思った。
挨拶に来たというよりも、我々に「頑張りや、応援するからな」と言いに来たような気がする。

その時以来、このように思わぬ人が現れるときには、神が遣わしたのかと思うようになった。

先日、1年半ぶりに来た人がいる。

もう70歳を過ぎたおじいさんである。
パソコンの生徒として2年以上前から、来てくれていた。
しかし、昨年の春、パソコンの勉強に来ていた時、家から電話があり、
数日前に診断した結果が出て、肺がんだと診断されたことが伝えられた。
そのおじいさんは、愕然とっしてしまった。
それから、数日後、入院すると言ってきた。
また、退院後、靴屋さんを閉店することにしたと言ってきた。

その後音信不通。
我々の店の移転もあり、このおじいさんとは会えないかもしれないなと家内と話していた。

そんな矢先、おじいさんが現れてくれた。
表情から、まさに健康そのもの。

私はそのおじいさんの言葉を真剣に聞いた。
なぜなら、おじいさんの言葉は神の声だから。

そのおじいさんは、笑顔で、「店は北海道の娘が来てくれて、続けることが出来た。」と言っていた。
私には、頑張っていれば、必ず、いいことがあるぞ、と聞こえた。