横浜こぼれ話は筆者の佐藤栄次が随筆や意見や考えを書いておりますので、一度見に来てください、

何故、大きな渦に乗り移った方がいいのか?

何故、大きな渦に乗り移った方がいいのか?

別に、自分は大きな渦に乗り移る必要はない。今のままで結構という方もいるだろう。 しかし、自分の存在をもう一段高いところからみたい、あるいは、自分の進むべき方向をより正確に見たいと思う人は、より大きな渦に乗るべく、努力するのである。 そして、 …

警備と教育

トッパ先生、警備の仕事を始めてまる2か月経つ。 仕事そのものには慣れたし、別に何も言うことはないが、何かが引っかかっている。ところが、そこが今日はっきりした。トッパ先生の定期巡回が今日10分早く終わった。昼食までには20分あるため、トッパ先 …

一滴の尿と一滴の血液

一滴の尿と一滴の血液

今やがん検査が格段に変わってきたのをご存知であろうか? 私は医学を学んだ訳ではないが、医療機器開発に少し関わってきたから、この30年で検査方法が全く変わってきているのに本当に驚く。 30年前は5mmのガン細胞を見つけるのに躍起になっていた。 …

トッパ先生の暮と正月

トッパ先生の暮と正月

ショッピングセンターには暮れも正月もない。よって、警備員にもそんなものはないのだ。 しかし、今は昔と違い、警備員にそんな忠誠心などありはしない。暮れと正月の出勤スケジュールをみんなから集めるが、ほとんどが休みとして出す。 このショッピングセ …

思春期の転向

思春期の転向

大正10年の春、高等小学校を卒業した。 今頃風に言うと、満14歳の春で中学校3年生になったばかりである。 当時、中学校(今の高校)へ進学するものは裕福な家庭の子供ばかりでクラスで2割もなかった。 また、高等小学校も義務教育ではなく、尋常科6 …

友からの年賀状メール

友からの年賀状メール

友からの年賀状メールの一部を下に紹介します。 ************ 今年一番おもしろかったこと・・・ ラグビーもありますが、私は「渋野日向子」。パー5の2オンを狙う場面の緊張感はたまらない。20才の娘が期待通りの結果をだすことに興奮して …

親父と俺 その8(最終回)

親父と俺 その8(最終回)

日清・日露戦争の余勢をかってドイツと一戦を交えたが、一方、経済状況が奮わず、緊縮財政が続き、モラトリアム等の施策がとられたのもこの当時だった。 従って、鉄道も人員整理、列車本数削減、単位列車の車両数減の対策が打たれていった。 スピードアップ …

トッパ先生、早くも喧嘩

トッパ先生、早くも喧嘩

トッパ先生、警備の仕事にはあまり興味を持たなかった。おそらく、大半の人がそうであるように、この仕事は創造的仕事とはほど遠い。 警察なら、まだ、権力があるから少しはやる気も出てくるであろう。少なくとも、悪い奴らを捕まえることには、少し、役に立 …

親父と俺 その7

親父と俺 その7

教習所を出ると、翌日から下関機関区に転勤し、合宿生活が始まった。休日には必ずと言っていいほど家に帰った。 給料支給後、親父に20円渡すと、「肥料なしの米4俵が買えるから家計の支えとなる」と言って喜んでくれた。「だから、無駄遣いはできない」と …

親父と俺 その6

親父と俺 その6

俺の学生時代のドーカンは目に余るものがあり、通学途中、川に板を流し、米つき水車の水羽根に板をせり込ませ大きな水車が止まるのを見て知らぬ顔。 ある時は、文句を言われた腹いせに植えたばかりの稲田を走り抜け、得意満面。 また、ある時は水車に石を投 …